オンライン英会話で聞き取りに不安を持っている人
「オンライン英会話で、講師の英語が早くて聞き取れない時はどうすればいい?例えば質問されているのか、講師の意見なのか?何を言っているのかわからない時がある。初心者でも出来る聞き取りのコツがあれば教えてほしい。」
そういった疑問に答えます。
- 講師が何言ってるか わからない?その聞き取れない理由
- 初心者でも講師の発言が聞き取れるようになるコツ
本記事の信頼性
- DMM英会話 →レッスン総回数500回 ・レッスン総時間12,000分
- 産経オンライン英会話 →レッスン総回数2,600回 ・レッスン総時間1,300時間


→社内英語研修担当を任され、社員英語力を+5%英語力を底上げ。仕事や趣味を通じて、世界中の人とつながり、”英語で世界が変わった”。
目次
講師が何言ってるか わからない?その聞き取れない理由
いくつか理由があります。僕も経験があるのでそれも踏まえて説明しますね。
- 講師の発言が質問なのか意見なのかを聞き取れない
- 「聞き取れませんでした、もう一度お願いします」が言えないワケ
- 迷っても答えは出てこない。だから聞き直す
一つづつ説明します。
講師の発言が質問なのか意見なのかを聞き取れない
これってあるあるですよね。
講師の英語が質問なのか、意見なのかが聞き取れず、「??」の状態です。
たいがいそこで思うことは、
「何?ぼくに質問したの?ん?ぼくが発言するのを待っているのか?」
画面の向こうでは講師が笑顔。何か待っている。なんだ?わからない。どうする?

何をどう答えていいか、わからない。もちろん聞き取れていなければ「もう1回言って下さい。」いうのですが、
結局、それが言えない。
タイミングを逃すと、さらに言い出せず、無言が永遠にように感じるんですよ。結局何も聞けず、変にニヤニヤしてごまかしたり、頭を上下させてうなずいて見せたりして理解したフリをしてしまいます。今考えれば失礼な話ですよね。
だって逆の立場だったら、おそらく「おまえわかってねーだろ!」って顔になっていたと思いますよ。
「聞き取れませんでした、もう一度お願いします」が言えないワケ
なぜ、「もう一度お願いします」が言えないのか?
「どうせ聞き直してもわからないと思っている。」
からではないですか?
じゃなぜそう思うかですが、答えは簡単で、まだあなたが英語になれていないからです。
だから仕方無し。
これからどんどん英語を聞いたり話したりすれば、その都度あなたの耳を伝って英語脳ができあがってくる。そうなると少しずつだけれど聞き取れることが多くなり、その分聞き直し回数も減ってくると思います。
なので「もう一度お願いします」ということが、英会話力を高める第一歩だと思いますよ。

迷っても答えは出てこない。だから聞き直す
ちょっと残念ですが、あなたがどんなに考えても、聞き取れなかったら、答えは出てこないのです。
TOEICと同じかなと思ってます。
例えばTOEICのリスニングセクションは、音声に従って問題を解いていきます。考える時間は5~8秒程度しかありません。自動的にどんどん次の問題進んでいくため、ゆっくり考えている暇はありません。
聞いた時点で分からなかったら、適当にマーキングする。そして次の問題に頭を切り替える。
英会話でも同じで分からなかったらスグに切り替えて、聞き直すことが会話では必要です。

初心者でも講師の発言が聞き取れるようになるコツ
ここからは、初心者でもできるコツは下記のように3つあります。全てをやる必要はありません。是非一つでも良いのでチャレンジしてみてくださいね。
- 聞き取りのコツ① |話し手の会話の抑揚を見極める
- 聞き取りのコツ② |2つのキーワードだけ注意を払う
- 聞き取りのコツ③ |講師の英語をたくさん聞く
聞き取りのコツ① |話し手の会話の抑揚を見極める
繰り返しですが初心者のうちは、なかなか言っていることが理解出来ないのは仕方無しです。
でもちょっとだけヒヤリングのポイントを絞ることで理解できるようになります。
それが「抑揚」を見極めるです。
「抑揚」とは文末が上がったり下がったりするあれです。
①文末が上がっている
⇒話し手は、質問していることになります。
②文末が下がっている
⇒話し手は、自分の意見をいっているのか、もしくは他のことについて話している
①の場合は質問に答える必要があり、②の場合は「どうやら意見のようだ」ということがわかりあいづちをうてばいいということですね。
文末を注意深く切っておくことで、正しくリアクションがとり易いです。
たまにネイティブの人で文法を無視した、ある意味省略化された「話し言葉」で来る場合がありますが。それは素直に聞き直しましょう。
落ち着いて語尾がどうなっているか、諦めずに聞き取りましょう。もし内容が理解できていなくとも質問なのか意見なのかがわかれば、これまでの会話から推測は付きますよね。
もし、それでも理解できなかった場合には、
Could you say one more time?
Once more?
で聞きなおしましょう。

聞き取りのコツ② |2つのキーワードだけ注意を払う
会話でもっとも重要なキーワードは名詞、動詞です。相手が話している時この2つのキーワードのみに注意を払い残りは「勘」を働かせるという方法。
具体的に説明します。英語の特性として、ヒヤリングに重要なキーワードは最初に出てきて、細かい説明は後という構成を利用するのです。
例えば下記の例
I'm considering to Hawaii for summer vacation.
上記の赤い部分を把握するだけでも、わかりますよね。
「ハワイに行くこと」
「検討している。」
ですよね
もしこのハワイが聞き取れていない場合でも、「どこかに行きたいといっているな。どこだろう?」さっきまでの会話の流れから推測するという流れです。
慣れて来たら、前の章で説明した「抑揚」との組み合わせてていけば、ほとんどは概要は理解できるかと思います。
もちろん最初は書いたようにうまくいくことはありませんが、次第に慣れてきます。そしてある程度の数を超えたら体が覚えてきます。
あととっておきで、即効性のあるネタをひとつご紹介します。それは「あいづち」です。あいづちをタイミング良くいれることで相手が同じことを繰り返してくれます。例えば
「yeah」
「Uha」
とかですね。実際初心者のうちは、上手に話せませんが、この単語を言うことで会話ネタが盛り上がります。しかもあいづちですから、難しくもない。詳しくは下記に公開していますので、ぜひトライしてみて下さいね。
≫読むだけで身に付いて会話が続く【あいづち・質問・聞き直しのコツ】33選
聞き取りのコツ③ |講師の英語をたくさん聞く
なんだそんなことか、とおもいましたか。
理由を説明します。
なぜなら会話は話すことよりも聴くことが重要だからです。もしあなたが話した英語が伝わっても相手が言ったこと、すなわちヒヤリングができなければ会話が成立しません。
極端な話、自分ではあまり話せなかったとしても理解できて、「yes」と「no」だけでも一応は会話は成立するんですよね。
失敗の具体例をみせましょう。
たとえば海外のホテル。
ロビーで受付の担当者にトイレの場所を聞くとき
「Where is the restroom?」
ってことくらいはポンと言えると思うんです。しかも少々発音が下手でも 相手に通じるはず。
しかし、相手の英語が理解できないと、最悪、お漏らししてしまうこともあるわけです。
だから沢山の英語を聞いて、聞き取れる英語耳にするというのは至極当たり前の話なんですよね。そういう意味でも、僕はオンライン英会話では日本人講師よりもフィリピン人講師をオススメしています。
フィリピン人講師をあなどってはいけません!世界的にみてもフィリピン人の英語力はトップクラスです。
アメリカやイギリスなどのコールセンターがフィリピンにあることは有名な話ですよね。怒っているお客様をなだめながらも交渉していくには、相当な英語スキルを要すると思います。
初心者はフィリピン人講師一択です。フィリピン人講師の特徴や使いこなしについては「結論:初心者はフィリピン人のオンライン英会話で量をこなすべし厳選6社」にまとめています。
まとめ
やはり聞き取り(ヒヤリング)を強化するには、実践を積むしかありません。ウルトラCはありませんね。
聞き取りを学習するには、YouTubeを見たり、本を読んだり、映画を英語で観るなどありますが、はやりオンラインで講師との会話、実践には及びません。なぜならいつでもやめることができるからです。
ある程度制約があって身銭を削って取り組んだ方が、結果的にヒヤリングが向上し全体的な英語スキルが向上するのではないかと思います。